| このコーナーでは、暮らしのちょっとしたヒントや、気になるテーマをいろいろな角度から取り上げ、定期的におすすめしていきたいと思っています。皆様からの耳寄りな情報や、気になることも随時お待ちしています。 | |
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今回は「味覚」です。 言葉がでないとはこのこと ほんとに美味しいものを食べたときって「美味しい」なんて言えなくなるくらいの満足感がありますよね。普通は美味しいものを食べるときに、ムッとしながら食べる人って、よほど人生でつらいことがない限りはいないでしょうし、特に自分の好物が出されたときには、眼がキラッとしてしまう人もいることでしょう。だけど食べ物の好みってホントに人それぞれです。甘党、辛党、和食党、エスニック党、育った地域や環境などの影響もかなり大きいようですが、好みの問題はまた今度にして、今回は、「美味しい!」という喜びを与えてくれる“味覚”について調べてみました。 |
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まず生物の授業から 私たちが、食事の際に美味しいと感じるまでには、目で見て、匂いを嗅いで、口に含んで、固形物なら噛んで、そのあと飲み込むという作業を行います。目隠しして食べ物を見ないで食べても、美味しいとはなかなか感じられないでしょうし、風邪で鼻がつまっているときに、わざわざ好んで美味しい料理を食べたいとは思わないですよね。人が美味しいと感じるのには、いろいろな感覚が働いているのですが、口に含んだときに味を判断する大きな役割を果たしているのが、「舌」です。 味は、大きく分けて、甘味、塩味、苦味、酸味、辛味、渋味があります。辛味と渋味は食べ物に舌が触れたときの感触や、舌が持つ痛覚に影響を受ける複雑な味覚ですが、他の四味については、下記のようにその味を強く感じる部分があります。 |
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人間って良くできたもので、食べ物を食べるとき、より美味しく食べるために舌先に甘味を集中的に感じるようにして、食べ物を受け入れる。しかし、「良薬口に苦し」というように身体にとって特殊な、普通は食べないような苦いものを食べるときには、舌の奥の飲み込む手前の味覚が苦味を感じ、「身体にいつもと違うものが入りますよ〜」と教えているのだそうです。 また、赤ちゃんの時には、甘味のみを非常に強く感じ、成長するにつれ他の味覚が発達していくのだそうです。よく大人が好む濃いめの味を子どもに食べさせても、食べずに吐き出しちゃうこと多いですよね。 それに、子どもの頃から味の強い物を食べ続けていると、味の加減がわからなくなって味覚音痴になってしまうかもしれないとの懸念もあるそうです。気をつけないと! 余談ですが、食べ物を飲み込むときに、舌は蓋の役目をして口の中を真空にして、飲み込む動作をしてくれているのです。食べ物を飲み込むときに喋れる人はいませんので、うるさいくらいおしゃべりな方と食事の際には、ひたすら食べさせて口を封じるのもいいかも。(その際は、安いレストランに行くか、ごちそうになるに限る) |
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「じゃぁ、舌を出して下さい」
ちょっと違った角度から「舌」を調べてみました。病院の外来で先生に舌を出すように言われることおおいですよね。特に東洋医学では、「舌診」と呼ばれ、診察の重要な材料の一つになっています。舌を見て何を診ているのか、三浦於菟先生(日本医大東洋医学科講師)にお話をうかがいました。 | |
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東洋医学では、内臓と直接つながっている器官である舌を診ることで内臓(主に消化器)の状態を診ていくのだそうです。まず、舌の状態ですが、正常な舌はピンク色で、舌の表面にある舌苔は薄くて白く、鏡でよく見ると舌のピンク色の部分が透けて見えるくらいがよいのだそうです。舌が赤みを帯びたら身体のどこかに熱があることが多く、正常より白いと冷え性や水分の停滞している可能性があるとのこと。また、消化不良や身体に水分が溜まりすぎているときには、舌苔が厚くなることがあるそうです。また、身体に水分が少なくなっているときには、舌苔が少なくなったり無くなったりムラがあったりするのだそうです。口を開けたときに舌に歯形が残るようなときも、水分の余分な貯留が考えられるそうです。また、いざ舌診を受ける際の「誉められる舌の出し方」ですが、軽く口を開けて下唇の舌のラインくらいに出すのがよいのだそうです。思い切りアッカンベーはだめだそうです。
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味覚を知り尽くしたグラス
私たちの食卓に華を添えてくれるワイン。毎日飲んでも安心の価格帯から、記念日やよほどのことがない限りご相伴にあずかれない高級品など多種多様なワインですが、このワインと今日のテーマである味覚を結びつけるグラスがあるのです。 世界のワイングラス市場に多大な影響を与えたといわれる、オーストリアのリーデル社で作られるハンドメイドワイングラスは、ワインに使用されるブドウの種類に合わせてグラスを設計し、そのワインの持つ味や香りを最大限に引き出すために職人さんが一つ一つ手作りしているのだそうです。ワイングラスには、グラスの口の方が窄んだものや、くるっとやや丸まった感じものなどがありますが、窄んだ形のものはフルボディで適度かやや少ない酸味のものを舌の真ん中に流し込むように、丸まった感じのものは酸味が強い種類のものを飲むときに、舌先(甘味を一番感じる部分)で「迎えに行くような」感じで口に含み、フルーティな味をも楽しめる型になっているそうです。 |
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グラスの情報を提供いただきました内海健さん(銀座ブルーメ 本店TEL03-3404-4455)によれば、ワインの味は、グラスによって随分変わってしまうとのこと。早速、自宅にあるグラス何種類かで同じワインを試飲してみました。やってびっくり!確かに、グラスの形によって香りの感じ方も味もかなり違っていました。これが、その銘柄用につくられたグラスなら、そりゃぁ美味しく飲めるのであろうと思ってしまいました。 |
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| また、お店で売っているグラスがハンドメイドかマシーン生産かを見分ける方法ですが、ホームメイドの方は、グラスの足の部分とワインを注ぐ部分及び、底の部分に継ぎ足した形跡の段差がない、グラスを透かしてみたときにグラスの向こうのものが歪んでいないことで十分見分けられるそうです。それから、グラスを洗うときの注意点ですが、ねじるような力を加えて洗わないことと、グラスの口に圧をかけないように洗うことがポイントだそうです。 | |
「独り言」 |
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学生の頃のこと。その日、私は歯医者さんの帰りで、麻酔が効いていて呂律はうまく回らないし、唇もぶよぶよして感覚が麻痺していました。そこに、私がいつも行っていたうどん屋さんの店頭に掲げられた「○○周年記念 うどん半額」の文字。その日が「半額」最後の日だったため、よせばいいものを暖簾をくぐってしまったんですね。うどんが運ばれて食べ始めたのはいいのですが、味もほとんどわからず、口の中は噛むし、スープはタラタラとこぼしてしまうありさま。半額といっても、2〜300円安いだけなのに、あ〜情けない。当時から「割引き」に弱かったのですね。 だけど、食べ物を食べるときに「美味しい」って思えることってすごく大事なことですね。 最近、いろいろなストレスが原因で味覚が麻痺してしまう病気にかかる人が増えているそうです。ストレスが蔓延している世の中ではありますが、なるべく溜めないようにして、美味しいものを美味しくいただきましょう。 |
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(猪口 ゆみ)
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情報提供:日本医科大学 東洋医学科講師 三浦於菟先生 銀座ブルーメ本店 マネージャー 内海健さん |
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●今月のおすすめホームページ 「セコムの食宣言」(提供:セコム株式会社) 「セコムの食」では、スタッフが全国を巡り 味覚を最大限に働かせて厳選したものが揃っております。 (http://www.sisnet.or.jp/secom/shop/secom/syoku_sengen.html) |
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