食に関するコラム
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ぶた 今回のおすすめは豚肉
スポーツ選手、受験生の友?
冬ですね〜。寒いですね〜。寒さも不況も肌身にしみる今日この頃ですが、不況の話はおいといて、楽しい話題を探しましょう。さて、ウインタースポーツ真っ盛りのこの時期、いざ勝負!というときに、決まって選手達の食卓に登場する“トンカツ”。「試合にカツ」という縁起担ぎなのでしょうが、何もトンカツにしなくても、豚肉はそれ自体が非常にパワフルな食材なのです。今回は豚肉を検証してみましょう。
 
豚と人とのおつきあい
紀元前数千年前という、ちょっと想像もつかない頃から、人類は豚肉のお世話になっていたようです。豚肉が日本で普及し始めたのは明治時代中頃からだそうで、特に沖縄県では中国文化の影響で、他県より多く食べられています。代表的は品種としては、大ヨークシャー種(白)、中ヨークシャー種(白)、バークシャー種(黒)、ランドレース種(白豚)、ハンプシャー種(黒豚に縦の白線)、デュロック種(褐色)などがあります。肉質にもそれぞれ特長があり、脂と赤身の割合が適度なものや背脂が少ないもの、加工品向きの品種などがあり、現在店頭で見かけるものは、ほとんどが各ブタの特徴をうまく活かして交配させた交雑種と呼ばれるものです。ブタは品種改良が進んでいて、有名なものだけでも30種類ほどになるそうです。
現在の豚事情
スーパーや百貨店の精肉売場に足を運ぶと、最近ではいろいろな銘柄豚や、餌や飼育方法に工夫を凝らして育てられた豚が登場しています。豚の出荷頭数が一番多いのは黒豚で有名な鹿児島県(223万頭)で、続いて宮崎県(131万頭)、茨城県(123万頭)となります。(平成7年度 農林水産省調べ)
また、豚肉の輸入量は年々増加傾向にあり、平成8年度の市場に出回った豚肉の約40%が輸入肉だったそうです。国内での豚肉生産においては、以前は大量に売らんがために狭い豚舎で急速に太らせて出荷するという、効率重視の姿勢が強かったようですが、最近では豚の餌や、飼育方法にこだわる生産者も増え、それらの努力の甲斐あってか「こだわり型」の豚肉は随分美味しくなっています。

豚肉のタンパク質

なんだか脂っぽいイメージがあるブタ肉ですが、実は非常に栄養のバランスが良い優れた食品なのです。
まず、動物性のタンパク質は植物性のタンパク質より体内に吸収されやすいという特長があります。その中でも豚のタンパク質は、必須アミノ酸(人の身体でつくることができず食物から摂らなければいけないアミノ酸)を効率よく利用できる食品なのです。なぜかというと必須アミノ酸は、その食品の中に含まれている必須アミノ酸の中で一番少ないアミノ酸の量を基準として利用されます。たとえるなら、長さの違う板でできた桶に水を張るとき、一番低い板の高さまでしか水が溜まらないのに似ていて、それ以上はいくら多くあっても非効率なものになってしまうのです。その点、豚肉に含まれる必須アミノ酸の量は非常にバランスが良いので、効果よく働いてくれるのです。
豚肉のアブラ
豚肉にはビタミンA、ビタミンB1、B2、B12、ナイアシンなどのビタミン群や鉄、カリウム、亜鉛などのミネラルが多く含まれています。ビタミンB1はからだの中の糖質をエネルギーに変える際や疲労回復時にも必要なものですが、豚肉は他の食品と比較してもビタミンB1を非常に多く含んだものの一つです。豚肉のレバーには特にビタミンA、B2などが非常に多く含まれています。なかでもビタミンAは油に溶ける性質があるため、豚肉からビタミンAを摂るのは効率的といえそうです。
豚肉の保存方法
パック売りされているものには加工年月日と賞味期限が表示してあります。加工年月日とは大きな肉のかたまりを切り分けてパック詰めした日、賞味期限は冷蔵庫で保存すれば美味しく食べられます、というもの。賞味期限は販売店が設定したものですので、その日を境に食べられなくなるというものではありませんが、やはり食品は鮮度の良いうちの方が美味しくいただけますので、必要な分だけ購入するように心がけたいものです。
豚肉は、中から悪くなりやすく、外見からはなかなかわかりにくい場合がありますので、冷蔵庫での保存は2、3日を目安にしましょう。肉が重なり合った面が黒ずんでいるのは、空気に触れていなかったために酸化が起きなかっただけなので心配いりませんが、表面が粘って青っぽく光るものは腐敗している証拠です。また、挽肉は他の肉よりも痛むのが早いので気をつけましょう。
多めに買った豚肉を保存する場合は、一回の使用量ずつラップなどで包み、空気に触れないようにして分けます。解凍する場合は、完全に解凍させてしまうと美味しい肉汁が流れ出てしまうので、室温で半解凍になるくらいまで戻してから調理しましょう。

「独り言」
豚肉 私が生まれて初めて海外旅行でタイに行ったときのこと。ホテルの朝食バイキングで、“バコーン”と書かれたカリカリのお肉らしきものを見つけました。「へぇ〜、タイにはおもしろい食べ物があるんだなぁ」とそれをお皿に取りテーブルにつき、興味津々で口に運んだまではよかったのですが、なんだかとても固くて、でも知っている味、、、???
その正体はカリカリに焼いた厚めのベーコンで、英語で「Bacon」と書かれていたのを私がバコーンと読んでしまっていたのです。なんてバカなんでしょ。自分で自分がイヤになっちゃいました。
ところで、セコムの食でご紹介している「豚肉」はもうご賞味いただけましたか?先日「豚肉はあまり好きでない!」という友人に敢えてセコムの食に掲載中の「豚シャブ」をごちそうしたところ、見事「豚より牛!」という概念を打ち砕くことができました。確かに牛肉もおいしいけれど、豚だって負けないくらいおいしいですよ!
  猪口 ゆみ
情報提供:日本食肉消費総合センター
今月のおすすめホームページ
食肉情報(提供:財団法人 日本食肉消費総合センター)

豚肉に関するデータや情報が満載です。
(http://group.lin.go.jp/jmi/index.html)
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