| このコーナーでは、暮らしのちょっとしたヒントや、気になるテーマをいろいろな角度から取り上げ、定期的におすすめしていきたいと思っています。皆様からの耳寄りな情報や、気になることも随時お待ちしています。 | |
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今回のおすすめはゴマ 最近何かと話題のゴマくん。 最近の研究でその秘められたパワーが明かされ、熱い視線にさらされています。あっという間に食品売場はゴマくん関連食品で大にぎわい。これはまさに理想の健康食だという噂もチラホラ、、、。だけど、ゴマくんの功績は今に始まったことじゃない。さかのぼること古代エジプトのクレオパトラをはじめとする女王たちは、その若さと美貌を保つため、どこに行くにもゴマくんを手放さなかったとか。へぇ〜、実力あるんだ。ならば、こじんまりしたワタシの鼻も、ちょっとは高くなるのかしらん。小粒だがあなどれないやつ。今回は「ゴマ」がテーマです。 |
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ゴマの履歴書 ゴマのルーツはアフリカのサバンナです。ゴマは古くからスパイスや油を採るために世界各国で利用されていて、エジプトのパピルスや中国の最も古い医学書にもその効能が記されているそうです。昔から有名だったんですね。日本へは、中国から伝えられ、奈良時代には重要な作物になっていました。「不老長寿の秘薬」「食べる丸薬」とまで言われていたようですので、かなり貴重なものだったのでしょう。 ゴマには黒ゴマ、白ゴマ、黄ゴマがあります。黒ゴマは白ゴマより粒が大きく芳香性がありますが、油脂分を多く含むのは白ゴマです。また、黄色のゴマは、日本にはない種類で風味を楽しみたいときに用いられます。 |
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ホントに開けゴマ?
ゴマは草丈1m前後の植物で、夏には白や桃、紫の可憐な花をつけます。長さ約2〜3cmの実が熟したら中にたくさんの種子を詰め込んで、熟れるのをじっと待ちます。そして収穫のときが来たらぎっしり詰まった種子を包んでいるカラをパッ!っと開いてパラパラパラと種を飛び散らせるのだそうです。その姿はまさに“開け、ゴマ”。カラが開いてしまったあとでは収穫は出来ませんので、当然飛び散る前に刈り取られるのですが、残念ながら国内ではほとんど作られていないのだそうです。ちょっと寂しい気がしますね。ゴマの種子がパッと飛び散る姿を想像していたら、ふと、小学校の帰り道に咲いていたホウセンカの実をつついて開かせていたことを思い出してしまいました。あぁ、自然が懐かしい。余談ですが、セコムには、指紋を照合してドアなどを開閉する「セサモ−ID」という商品があります。このネーミングはセサミをもじったものです。ハイテク版「OPEN SESAMI!」ですね。 |
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栄養満点ごまパワー
煎りゴマ100g当たりのエネルギーは599kcal。成分中の約50%が脂質ですが、不飽和脂肪酸であるリノール酸とオレイン酸が大半を占めています。これらはオリーブオイルと同様、コレステロール抑制作用があり、コレステロールを気にしている方に効果的です。また、ビタミンB2やビタミンE、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、それに女性に多い貧血に効果がある鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。なかでもカルシウムは100g当たり1200mg含まれていますので、スプーン一杯半(約15g)で牛乳コップ一杯(約200ml)分のカルシウムが摂れてしまうというわけです。また、整腸作用のある食物繊維も多く含まれ、スプーン2杯(約20g)できんぴらごぼう一人前(約54g)に相当する食物繊維が含まれているのだそうです。おぉ、これは食べねば! |
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噂のゴマリグナン
“活性酸素”という言葉は随分知られるようになりました。活性酸素とは、例えば鉄が酸化するとボロボロになるように、活性酸素は細胞膜にある脂質を酸化させて、私たちの身体を老化させてしまう物質です。まったくやっかいなものですが、この悪玉活性酸素と戦ってくれるのがゴマに含まれているゴマリグナンです。 |
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その1 セサミン
ゴマリグナンは、ゴマ特有の抗酸化物質の総称でいくつかの種類があります。なかでもセサミンという物質はコレステロールの低下作用やガン抑制作用の他、活性酸素の発生率が高い肝臓に対して、肝機能を強化しアルコールの分解をスムーズにしてくれるありがたい効果があります。また、セサミンにはホルモンの分泌を盛んにしてイライラを抑える効果もあります。仕事でストレスが溜まってあげく深酒してさんざん、なんていう方には欠かせない食品ですね。 |
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セサモール
ゴマリグナンの一つであるセサモリンという成分があります。これは加熱することによりセサモールというより抗酸化作用の強い物質を作り、これまた活性酸素と戦ってくれるのです。より多くゴマパワーの恩恵を受けるために、ゴマは加熱したもの(煎ったもの)をいただきましょう。自宅で煎るときには弱火で均一に煎るのがポイントです。 ちなみに、ゴマの抗酸化作用を利用した例で、エジプトで出土したミイラにはゴマ油が塗られていたそうです。また、ゴマリグナンには属しませんが、細胞の活動を活性化する働きを持っているとされるセレンという成分も含まれています。おそるべし、ゴマパワー。 |
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効率的に摂りましょう
ゴマは高たんぱく食品ですが、必須アミノ酸の割合を見てみるとメチオニンが多くリジンやや不足しています。一方、畑のお肉といわれる大豆はメチオニンが少なくリジンがやや多いのです。これらを一緒に摂るとアミノ酸のバランスが取れてアミノ酸の吸収が良くなります。ゴマと大豆を一緒に摂るには手軽なところでは豆腐にゴマをかけるとか、ちょっと一工夫のお料理で摂りたい方は「セコムの食 春号」に掲載中のレシピ“八丁味噌の冷や汁”(50ページ)でどうぞ。おいしいですよ。また、ゴマは煎ったりすったりすることで香りも消化・吸収も良くなります。すりつぶされていないゴマはよ〜く噛んで食べて下さい。 |
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「独り言」 |
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クレオパトラとはいわないまでも、私もゴマくんの恩恵にあずかりたいと、なるべく多く摂るように心がけています。市販のふりかけにすりゴマを混ぜて使ったり、お料理にゴマ油を使ったりしています。ここで、超簡単な「高菜といりこのゴマ油炒め」をひとつ。 材料は、高菜漬け1/2株、ゴマ油、ゴマ、いりこ(みじん切り)、唐辛子、醤油。アバウトですみませんが調味量の量は全てお好みでどうぞ。高菜漬けは5mm位に切り、水気をしっかり切ります。熱したフライパンにゴマ油を多めに入れ、出来るだけ細かくしたいりこを少し入れてそのあとすぐに高菜漬けを入れ炒めます。程良く炒まったら残りのいりこ、唐辛子を入れさらに炒めます。最後にすりゴマを入れ醤油で味付けして終わりです。何の変哲もない高菜炒めですが、ポイントはいりこを出来るだけみじん切りにすることと多めに入れること。これで味がグンと良くなります。これを食べた友人一同は口を揃えて「どこに嫁に出しても恥ずかしくない」と言ってくれるのですが、、、。う〜ん、先は長い。 |
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(猪口 ゆみ)
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