| このコーナーでは、暮らしのちょっとしたヒントや、気になるテーマをいろいろな角度から取り上げ、定期的におすすめしていきたいと思っています。皆様からの耳寄りな情報や、気になることも随時お待ちしています。 | |
|
今回のおすすめは鰹(その2) だしと返しの使い分け これからの時期、つるつるっといきたいうどん、そば、そうめん。どれもだしが決め手とはいうものの、関東と関西では味の好みが随分違います。関東が醤油味を基調にしているのに対し、関西は澄んだ色をしているうす味が好まれます。食べ物はまさに嗜好品なので、どちらがどうとはいいませんが、私の場合、はじめて東京でうどんを食べたときはさすがにショックでしたね。「こ、これはうどんなんかじゃねぇ!」と叫びたくなりました。こんな経験をした方って結構多いのではないでしょうか?さすがに最近は醤油が効いた味にも慣れましたが、個人的には、うどんは関西系、そばはざるで関東系(そばつゆを忘れずに)が好きです。さて、今回は鰹(その2)です。 |
|
たたかれてこそ、美味 鰹といえば、たたきというほど、ツーといえばカーの関係ですが、だけどどうして「たたき」って、いうのでしょうか?たたきを食べるとき、お造りにしてお皿に盛ったあと、軽く塩を振り土佐酢と呼ばれる調味酢をかけます。その際に包丁の腹や手でペタペタとたたいて味をなじませることから「たたき」と呼ばれるようになったのだそうです。にんにくやしょうがで食べると、これまた美味しいんですよね。これらの薬味は、味の調和もさることながら、傷みやすい鰹を食べる際に殺菌効果を発揮してくれる心強い脇役なのです。ホント、理にかなった調理法ですね。 |
|
|
焼きめが食欲をそそります 鰹のたたきを作る際には、藁焼きが一番だといわれていますが、他の方法で焼くのに比べてどこがどのようにいいんでしょう?鰹のたたき一筋、鰹を愛してやまないという、高知県のよこはま水産の渡辺さんに伺ってみました。渡辺さんによると藁焼きは元々、土佐が始まりなのだとか。藁は中が空洞になっているため、燃やした場合、1000℃〜1200℃まで上昇し、一気に加熱して鰹のうま味をギュッと閉じ込めることができるのと、藁を焼くときの芳ばしい香りが鰹に移ってより一層美味しく感じるのだそうです。また、他の方法で焼いたときよりも焦げ目がしっかりつくそうですが、それが土佐の伝統的な焼き方なのだそうです。お客様の中には「どうしてたたきが焦げているの?!」というクレームをつけられる方もいたとか。よくよくお話を伺ってみると、たたき=刺身だと勘違いして怒っていらっしゃったそうです。世の中いろいろな方がいらっしゃるようで、、、。 |
|
|
鰹を見極める 先ほども触れましたが、鰹は鮮度が落ちやすく傷みやすい魚です。鰹を鮮魚で買うときの見極め方は、まず目が活き活きとしていること。全体的に光沢があって、お腹にある縞模様がくっきりしているものを選びましょう。 |
|
|
鰹節の名前 鰹節にもいろいろな名前があります。鰹節の最高峰というべき「本枯れ節」は、カビ付けを3回以上つけたもののことで、手間がかかっている分だけうま味も強く高価です。また、2.5kg以上のものは、3枚におろした半身をさらに半分に分けます。このとき背中のほうを雄節、お腹のほうを雌節といいます。2.5kg以下のものは亀節と呼ばれています。 |
|
|
鰹節の作り方 鰹節って堅いですよね。生の鰹をどのようにあんなに堅くなるんでしょうか? 生の鰹が「鰹節」になるまでは約4ヶ月〜5ヶ月を要します。
|
|
|
美味しい一番だし講座
水5カップに昆布10gを入れ火にかけます。昆布は洗わずに布で軽く拭いて汚れを落とし、だしが出やすいように切り目を入れておくと尚よし。だんだん煮立ってきて沸騰直前に昆布を出し、沸騰したら鰹節25gを入れたら、すぐに火を消します。少し置いて鰹節が沈んだら布巾で漉してでき上がりです。ちなみに二番だしは、これら残った材料をじっくり煮出したもので、濃い目のだしが取れます。 |
|
「独り言」 |
|
|
鰹節を削り器で削るのって、おもしろいですよね。子供のころ面白がってガンガン削りすぎて怒られてこともあります。夕食前に小腹がすくと、お椀のなか山盛りいっぱいに鰹節を入れてポットのお湯をジャーっと入れて飲んでいました。それが大好きでよく飲んでいたのですが、今から思えば、鰹の一番だしを飲んでいたんですね。あの頃から舌を磨いていたとは、我ながら大したものだと自画自賛状態です。 さて、鰹節との味の相乗効果を狙うには昆布は欠かせませんよね。そんなときにはセコムの食でご紹介している「焙煎こんぶ」をおすすめします。遠赤外線で焙煎してあるので、そのままお茶請けとしていただくのはもちろん、焙煎の効果ですぐにだしがでるので、とても便利です。一度お試しください。 |
|
(猪口 ゆみ)
|
|
|
参考文献:食材図展(小学館) うま味の文化・UMAMIの科学(丸善株式会社) |
|
|
コラムに対する感想、また、内容や誤字等に関するご指摘は、こちらまで。
|
|
|
このコーナーでは、暮らしの中の小さなヒントになることや、楽しい情報をいろいろな角度でおすすめしていきたいと思っています。ちょっと気になることやみなさんに教えてあげたいよいことがありましたら、フリーダイヤル0120−049−756(カスタマーセンター)までご連絡下さい。 |
|