食に関するコラム
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キャベツ 今回のおすすめはキャベツ
『現代人は野菜が不足している』
そうです、野菜不足は現代人の食生活の中でも大きな課題となっています。もちろんわたしもその一人。こういうヒトに限って、テレビや雑誌で野菜不足が取り上げられると、ツケヤキバ的に生野菜サラダを大量に3日くらい食べてすぐに飽きちゃうんですよね。反省してます。日々の積み重ねが大切なんですよね。
ところで、“野菜サラダ”に欠かせない野菜であるキャベツ。1年中店頭に並んでいて、生だけではなくいろいろな用途に利用できる便利な野菜です。今回は、キャベツについて調べてみました。
 
キャベツの歴史
キャベツの原産はヨーロッパです。紀元前7〜8世紀の古代ギリシャ・ローマ時代には、薬用として胃腸の調子を整えるために食べられていて、ローマ時代の博物誌には、キャベツの効能が載っているのだそうです。日本へは江戸時代に渡来したといわれています。ただし、最初はもっぱら観賞用で、食用として栽培されるようになったのは、明治以降からです。
観賞用のキャベツといわれても、私たちにはちょっと違和感がありますよねぇ。
 
お馴染みさん
キャベツは年中店頭で見かける野菜ですが、時期によって品種が違ってきます。
「春玉」というのは一般的に春キャベツと呼ばれているものです。他の品種に比べ、葉の巻き方が比較的ゆるやかで、外の葉が比較的外向きに広がっていて、やわらかく独特の甘みがあるので、生野菜として食べるのに向いています。
「寒玉」は、秋から冬にかけて多く出まわるもので、見た目にもしっかりとした巻きのキャベツです。葉がぱりっとしていてやや硬めで煮崩れしにくいので、煮物などに向いています。
「丸玉」は、小ぶりの球形で濃い緑色をしています。ちょうど春玉と寒玉の中間のようなキャベツで、生でもよし、加熱してもよしの万能選手です。
 
ちょっとおしゃれなキャベツたち
お馴染みのキャベツの他に、ちょっと特徴があるキャベツも店頭で見かけることが増えましたね。
タイ料理のからーいサラダなどで使われる紫キャベツは、サラダの他酢漬けにすると色がさらに鮮やかになり見た目にもきれいです。ハンバーグのつけ合わせに添えられる芽キャベツは、芽が出たばかりの寒玉を早採りしたものではなく、あの大きさで“一人前”なんです。小さいながらも、100gあたりで換算すると、ビタミンCは他のキャベツの3倍以上もあるといわれています。また、一見メロンかと思うくらいのシワ(縮れ)があるちりめんキャベツは、欧米で人気の品種で、フランスのサヴォア地方で品種改良されたことからサヴォアキャベツともよばれています。
 
キャベツはなぜ丸いのか?
私たちが日常目にするキャベツって幾重にも葉っぱが重なって丸くなっています。これは、元は丸くならない(結球しない)野生品種が改良を重ねるなかで結球するようになったのです。どうしてあんなにきれいに巻いていくのかというと、最初は外側に反って育っているものが、ある程度の大きさになると、ホルモンの関係で内側に向いて育つようになるのだそうです。あとは、キャベツの新葉が内側からどんどん育ってきて、だんだんと球になっていくのです。もしも、今のキャベツのようにきちんと巻かれている葉っぱが、全て外向きに育っちゃったら、、、、、、。まるで幼稚園の頃に色つきティッシュを重ねて作った、花びらみたいになるのかも。
 
「まずい!もう一杯!」
ところで、テレビのコマーシャルで有名になった青汁。青汁の原材料はケールという、濃い緑色の葉をつける植物でキャベツの仲間です。ケールは紀元前200年にはすでに栽培されていたようで、その良さを発見したきっかけが、野生のケールを食べる羊がとても元気に育っているのを見て、きっと人間にとってもよいのではないかと考えて栽培し始めたというのですから、すごいですね。個人的な好き嫌いはあると思いますが、わたしは青汁、結構イケルと思っているのです。
キャベツの効能
容姿があまりにも素朴で、存在までもがあまりにも身近すぎるため、食物繊維以外は期待されないキャベツですが、実は驚くほどの効果を発揮してくれる有能な存在だったのです。キャベツにはビタミンCが多く含まれていて、大きめの葉2枚で1日に必要なビタミンCが取れるといわれています。ビタミンCが美肌に効果的だというのは良く知られていますが、この他にもストレスに対する抵抗力を高める効果もあるのです。また、ビタミンKは、不足すると出血しやすくなる微量栄養素なのですが、これもキャベツには多く含まれています。
胃もたれ、胸やけに、、、?
以前はビタミンUと呼ばれていたメチルメチオニンスルホニウムクロリドという、誰がつけたんだか長すぎるんじゃないの?という名前の成分は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善する効果があるのです。小腸や大腸の炎症症状にも効果があり、キャベツに似た名前の胃腸薬はキャベツの汁をベースにして作られているとのこと。具体的には胃酸の分泌を抑え、肝臓中の有害な脂肪を減少させる効果があります。
まだまだスゴイこともできる
キャベツはアブラナ科の植物なのですが、このアブラナ科の植物の成分であるイソチオシアネートは、ガン細胞になる前の異常細胞の増殖を阻止したり、ニトロソアミンという発ガン性物質の活性化を防ぐ効果があるといわれています。アブラナ科には、キャベツの他にブロッコリーやルッコラ、大根などがあります。
よいキャベツの見分け方
キャベツを選ぶときには、種類によって濃淡はありますが、そのなかでも外の葉が濃い緑色でつやがあるものを選びましょう。また、手にしたとき見た目よりもずっしりと重く固くしまったものを選びましょう。キャベツは大きさに比例して味が良くなるので、しっかり大きなものを探して買いましょう。また、半分に切られているものは、断面をチェックしましょう。葉の隙間が詰まっていて中央の軸が全体の高さの3分の2以内のものを選ぶようにして下さい。軸が延びすぎたものには苦みがあるそうなので気をつけましょう。
ちょっと一工夫
キャベツは芯の底の部分から腐り始めます。丸ごと1個買ってきたときには、うまく包丁を使って芯の部分をくりぬき、そこに水で湿らせたキッチンペーパーをいれておくと最後まで美味しく食べられるのだとか。また、生でも加熱していただくときでも、料理の前に冷水に少しの時間さらすと葉がシャキッとして、見栄えも味も良くなるのだそうです。お試しください。

「独り言」
キャベツ そういえば昔、キャベツ人形なるものが大流行しましたね。頬のあたりがパンパンに膨らんだ、愛嬌のある人形でした。わたしの場合、どちらかというと仮面ライダーのシリーズにエネルギーを費やすパワフルな子供でしたから、お人形遊びというのはした記憶がないんです。ちなみにあの人形が流行ったのは、1984年。16年も前のこと。当時キャベツ人形をかわいがっていた女の子たちは、今や主婦としてスーパーでキャベツを吟味する鋭い目を養っているんでしょうね。
ところで「セコムの食」でキャベツを堪能できる商品といえば、「具だくさんの長崎ちゃんぽん」です。ちゃんぽんに必要な具材を、全てセットにして冷凍でお届けするので、すごーく重宝しますよ。お鍋ひとつで、それも数分で、本場長崎のちゃんぽんの味をお楽しみいただけます。長崎県出身の“「セコムの食」閣外協力スタッフ”にも試食願ったところ、大絶賛でした。

  猪口 ゆみ

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