| このコーナーでは、暮らしのちょっとしたヒントや、気になるテーマをいろいろな角度から取り上げ、定期的におすすめしていきたいと思っています。皆様からの耳寄りな情報や、気になることも随時お待ちしています。 | |
|
今回のおすすめはとうもろこし 夏の北海道の風物詩 幼き日。年季の入ったリヤカーを引きながら、農家のおばちゃんたちは新鮮な野菜や果物を、野良作業そのままの姿で売りに来てくれていました。今思えば、まさに産直の最たる姿ですね。「あのおばちゃんのは、青物がおいしい」「あのおばちゃんの家はね、トマトを作るのがいいけど、あとはねぇ、、、」などと、本人なりに優劣をつけている母にくっついている私にとって、誰が一番いいおばちゃんかというと、当時「もちきび」と呼んでいたとうもろこしを作っているおばちゃんでした。 南欧風レストランなどで、無造作に飾って(吊るして)ある、茶色い実のちっちゃなとうもろこし、といえばおわかりになる方も多いのではないでしょうか?ん〜、食べたい! とうもろこしといえば、北海道。延々と続く道の傍らで売られているとうもろこしは、まさに夏の北海道の風物詩ですね。ちなみに北海道では、とうもろこしのことを「とうきび」と呼ぶそうです。 |
|
とうもろこしの履歴書 とうもろこしは、お米や麦と同じイネ科の植物です。原産地は南米説とメキシコ説がありますが、いずれにしても出身はアメリカ大陸なんですね。マヤ文明やアステカ文明は、とうもろこしのエネルギーに支えられた食生活だったそうです。その後、コロンブスがアメリカ大陸を発見し、現地の穀物等を持ち帰るのですが、そのなかにとうもろこしも入っていたために、スペインを拠点としてヨーロッパに広がっていきました。 |
|
|
とうもろこし、来日す とうもろこしが日本へ渡ってきたのは、安土桃山時代のこと。かの有名な「鉄砲伝来」と時を同じくして、ポルトガル人によって長崎に伝来しました。その後、九州などを中心として栽培も行われてました。現在のような品種の栽培がさかんになったのは、明治時代にアメリカの品種が導入されてからのことです。ちなみにこの品種は、主に北海道での栽培が中心となっています。 |
|
|
あまーいとうもろこし 私たちにお馴染みの品種は、甘味種と加工用種に分けられます。 甘味種のことをスイートコーンと呼びますが、その代表格はハニーバンタム、別名ゴールデンコーンと呼ばれます。粒が揃った黄金色のとうもろこしで、実の皮が厚めで甘みが長持ちする品種です。ハニーバンタムの白種粒もあり、シルバーコーンと呼ばれています。こちらは、ハニーバンタムよりも実の皮がやわらかいのが特徴です。実の色が濃淡2色のピーターコーンは、今や私たちに一番なじみのある品種となりつつあります。また、数年前からは、私の大好物であるヤングコーンは、未熟なスイートコーンで中華料理の炒め物やサラダに利用されていますね。 |
|
|
変幻自在のとうもろこし 加工用のとうもろこしには、飼料用として使われるものやお菓子の原料になるものがあります。 フリントコーンと呼ばれる品種は、かつては私たちが食べていたのですが、現在では主に飼料として利用されています。とうもろこし大好き少女だったわたしは、スイートコーンよりもフリントコーン派で、この品種が徐々に店頭から消えゆくのを非常に残念に思っていました。ポップコーンは、その名の通りポップコーンになるために育てられている品種です。日本ではほとんど栽培されていません。 |
|
|
いろいろな使われ方 とうもろこしは姿形を変え、私たちの周りに出没しています。ビールの副原料にもなっているコーンスターチは、とうもろこしのデンプンを取り出したものです。ウイスキーなど洋酒の製造にもとうもろこしは大活躍しています。詳しくは、こちらをどうぞ。 その他、とうもろこしの油脂分を搾ったものがコーン油として利用されていますし、なんと赤ちゃんのオムツなどに使用される高分子吸収シートにも原材料としてとうもろこしが利用されているとのこと。パソコンの前で“お食事中の方、ごめんなさい”の情報ですが、そんなところにまで進出しているなんて、スゴイことですよね。 |
|
|
見分け方と保存方法
とうもろこしは、収穫後の味と栄養価の低下が著しい食品です。購入する際には、皮付きで売っているものを選びましょう。皮の緑色が薄くなっているものは避けましょう。そして購入したあとは、さっさと茹でる(蒸す)こと。おいしく食べるには、直前に皮をむいたものを沸騰したお湯の中で5〜10分ほど茹でますが、塩を入れすぎると茹であがった身がやわらかくなりすぎることがあるのでご注意を。長く保存する場合には冷凍しましょう。 |
|
|
とうもろこしお役立ち情報
とうもろこしは、糖分が多く高カロリー食ですので、栄養補給したいときにはもってこいの食品です。ビタミンB1、B2、E、リンや鉄分などの微量栄養素も多く含まれています。とうもろこしには、ガンを予防するといわれているプロテアーゼ阻害物質が非常に多く含まれているとの研究結果があり、コーン油には、酸化防止効果や動脈効果を予防する効果が高いとされるリノール酸が約50%を占めています。また、とうもろこしの芯の煮汁は、気持ちを落ち着かせる効果があるので、神経がピリピリしているときなどに良いとのこと。 |
|
|
漢方的とうもろこしの利用法
とうもろこしの皮のまわりにあるヒゲのようなもの(南蛮毛といいます)を日干しにしたものには、利尿作用があるとされています。1日3回くらい飲むと、むくみが取れるのだとか。酔っ払いによるむくみに悩むわたしが、早速試してみました。一度飲んだだけなので、どれくらい効果があったかはなんとも言えませんが、味はとうもろこしの甘みが少し残るような感じで、飲みやすかったです。ちなみに、とうもろこしの実にも利尿作用があります。 |
|
「独り言」 |
|
|
“やめられないとまらない…”というキャッチフレーズのお菓子がありますが、それと同じくらい食べ始めると止められないのがポップコーン。わたしの姪などは、東京ディズニーランドで売っているバケツ一杯はあろうかという量のポップコーンをひとりでペロリと食べてしまいます。いくら大好物とはいえ、「日頃、ろくな食べ物を与えられてないんじゃないか?」と思うような勢いです。まぁ、何事にも一心不乱に取組む姿勢は、わたし譲りなのかもしれませんが。
そうそう、とうもろこしの缶詰って便利ですよね。簡単なところでは、コーンバターにしたり、あらかじめつぶしてあるものを使って、スープを作ったり。オムレツのなかにとうもろこしの粒を潜ませておくというのも、ちょっとした工夫でいつもとは違う食感が味わえて楽しいものですよね。そんなときは、「セコムの食」でご紹介している「オーガニックソース・ケチャップ」をお試しください。普通のソースとは違い、驚くほどフルーティでコクのある、じっくり熟成させたソースですよ。
|
|
(猪口 ゆみ)
|
|
|
コラムに対する感想、また、内容や誤字等に関するご指摘は、こちらまで。
|
|
|
このコーナーでは、暮らしの中の小さなヒントになることや、楽しい情報をいろいろな角度でおすすめしていきたいと思っています。ちょっと気になることやみなさんに教えてあげたいよいことがありましたら、フリーダイヤル0120−049−756(カスタマーセンター)までご連絡下さい。 |
|