| このコーナーでは、暮らしのちょっとしたヒントや、気になるテーマをいろいろな角度から取り上げ、定期的におすすめしていきたいと思っています。皆様からの耳寄りな情報や、気になることも随時お待ちしています。 | |
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今回のおすすめはたこ(その2) 麦わらたこが食べたい 聞くところによると、「麦わらたこ」は、とても美味しいのだそうです。といっても、そんな品種はありません。麦わらたことは、麦わら帽子をかぶる時期に獲れるたこのこと。関西地方の農家には、夏至から11日目にあたる半夏生(はんげしょう)の日にたこを食べる習慣があるそうです。稲がたこの足のように根を張ることを願ってと、残りの夏を乗り切るための、栄養補給の意味もあるそうです。たこはパワフルな食べ物。その2では、どこがパワフルなのか、など、たこの魅力を深く追求していきましょう。 |
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どこでどう間違ったのか、、、 たこ。漢字では蛸もしくは章魚と書きます。元々、中国では「章魚」がたこを意味する漢字で、蛸はクモ(足高グモの場合が多い)を指します。それが、日本に伝わったときに、たこの足が足高グモに似ていることから、この字がついたのではないかと言われています。 足が長いという点では共通点がありますが、クモとは似ても似つかないと思うんだけど、、。 |
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雨後のたけのこか、春の真だこか 真だこの寿命は1年だといわれています。(たまには長生きをするたこもいるようですが、、、。)そして産卵は9〜10月。だけど、そこから3、4カ月はほとんど大きくならずに、3月ころから急激に成長していくのです。春になると餌が増え始め、本来大食漢であるたこはそれを掃除機が何かを吸い込むかのような勢いであたりかまわず食べまくるためだそうです。7月後半からお盆前後に獲れる真だこは、全長60cm、重さは5kgになるものもありますが、2kgくらいのものが一番美味しいといわれています。 |
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頭隠して、○○隠さず 先ほども触れましたが、たこはやたらめったら食べます。特に大好きなのは海老、シャコ、カニなど。わたしと一緒だ。そして、食べたら食べっぱなしなのだとか。というのも、たこは貝やカニを食べた最中から、貝殻などをポイポイと棲み家のそばに散らかしていって、それが積み重なっていくので、いくらうまく隠れてもすぐに居場所がばれてしまうのです。狭い場所や暗い場所を好み、墨まで持ち歩いて身を隠しながら生きているわりには、ちょっと間抜けですね。海の生き物の中で一番賢いとさえいわれているたこですが、こういうドジなところもあるのですね。 |
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でっかいのとちっちゃいの たこ愛好者としては、真だこだけでなく他のたこのことも気になります。みずだこは、東北の北部〜北海道で獲れる、全長3mにもなる世界最大のおっきなたこです。真だこに比べて柔らかく、水っぽいことからこの名前がつきました。加工にまわされることが多いですが、最近は生のものを店頭で見かけることが増えてきました。 一方、いいだこ(飯だこ)は水深10〜20mの近海に棲む全長25cmくらいの小型のたこです。卵をもったときのメスの胴体(頭に見える部分)を輪切りにするとその卵が飯粒のように見えるため、この名前がつきました。卵をもったいいだこの煮付けは、個人的に大好きです。 |
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変幻自在でござる たこというと、茹でたときの赤いイメージがありますが、海の中のたこは変幻自在に身体の色を変えることができるツワモノです。たこは何色もの色素を持っていて、身体にある色素胞(色素をもった細胞)を伸縮させることで身体の色を変えています。そしてたこには、体色神経というものがあり、目で感じた色と同じ色に体の色を同調させ、あっという間に体の色を変えることができるのです。ちなみに茹でだこが赤いのは、たこが持つ色素が加熱することで化学変化を起こすからだそうですが、どの色がどのように変化するかは、未だ解明されていないとのこと。たこは奥が深いのです。 |
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たこ屋に肺病なし 「たこ屋に肺病なし」ということわざがあります。たこは低カロリーでタンパク質が豊富。ダイエットには良さそうな食品ですね。コレステロールを多く含む食べ物ですが、同時に血中のコレステロールを下げる働きがあるとされている「タウリン」も多く含んでいるのです。タウリンは、数あるアミノ酸のなかでも、滋養強壮に効果があるという面では最有力選手のひとり。栄養ドリンクなどには、「タウリン○○mg配合!」などとタウリンの効果をアピールしているものがありますね。その他、肝臓の解毒作用の促進や胆石ができるのを抑えたり、視力低下を防ぐ効果もあるといわれています。太平洋戦争の際には、兵士にたこの煮汁から取ったものを飲ませたり、結核や心臓病治療の目的で患者さんに与えていたこともあるとか。確かに肺病にはならなそうですね。 |
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「独り言」 |
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仕事が終わり、遅い夕食を取ろうとして、ため息をつきながら自宅の冷蔵庫を開けます。何にしよう?と物色していると、思いがけずたこが冷凍庫で冬眠しているのを発見!「やだぁ。見つけた!」とつい大喜び。自分で買い置きしておきながら、勝手に発見して喜ぶことが、一人暮しを楽しむ秘訣ですかね。最近は、薄めに切ったたことニンニクをたっぷりのオリーブオイルでさっと炒めて食べることが多いです。この場合、白ワインが合うだろうなぁと思いながらも、ちょっとだけ冷やした¥1400くらいの赤ワインを飲むのが、わたしのシアワセ。赤ワインのポリフェノールとたこのタウリンを摂る。これはわたしの栄養ドリンク代わりですね。この夏、とてつもない猛暑でしたから、夏バテの方は、夕食のメニューにたこを加えてはいかがですか?
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(猪口 ゆみ)
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