| このコーナーでは、暮らしのちょっとしたヒントや、気になるテーマをいろいろな角度から取り上げ、定期的におすすめしていきたいと思っています。皆様からの耳寄りな情報や、気になることも随時お待ちしています。 | |
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今回のおすすめは苺 苺が美味しい季節です 世の中に果物なるもの数々あれど、春のイメージにふさわしい果物といえば、多くの方が「苺!」と答えるのではないでしょうか。クリスマスケーキの上に飾られている分には違和感がないのですが、年末年始あたりから生食用として豪勢な箱に入っている立派な苺を見かけると「おいおい、出番はまだだよ。春まで待ってなさい」と都合のよいことを考えてしまう。いかにも果物の代表のような雰囲気がありますが、苺は植物学的にいうと野菜に分類されるそうです。バラ科の植物である苺の花は、白くて小さくてとっても可憐。そして花が咲いた後1カ月くらいしてできる、あの真っ赤で甘くてちょっと酸っぱくてジューシーな果実こそ、ショートケーキの主役たち。今回は、苺について調べてみました。 |
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西のとよのか、東の女峰 苺はとっても種類が多い。八百屋さんや果物屋さんにいくと、おやまぁいろいろな名前の苺たちが見事に整列してお買い求めいただくのを待っている。そのなかでも「とよのか」と「女峰」は特に有名。“西のとよのか、東の女峰”と呼ばれるほど、名実ともに優れた品種とされていました。とよのかは福岡で生まれた品種で、香りが高く実が柔らかく甘いのが特徴。一方、女峰は栃木で生まれた苺で、他の品種に比べ酸味が強い品種です。ただ、最近は品種改良が進み、とよのかや女峰が他の品種に押され気味なのだそうです。女峰よりも粒がおおきく酸味が控えめな「とちおとめ」に押され気味なのだそうです。また、「あきひめ」も女峰の改良品種で女峰の酸味をぐっと抑えたものです。 |
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では、いただきましょう モノは試しにと思い、早速これら4品種で同じ価格帯のものを近所の果物屋さんで購入して食べ比べてみました。うん、確かに全て苺と呼ばれるものなれど、こうして並べてみると色も形も味もぜんぜん違うのね。せっかくだから、他のスタッフにも違いをわかってもらおうと、満員電車のなか大きな箱をぶら下げ会社に持ってきて、一斉に試食。自分好みの味をブラインドテイスティングで選んでもらいました。その時の一番人気に輝いたのはとちおとめ。わたしは子供の頃から食べなれているせいかとよのかが一番好きでした。生食での女峰は、ちょっと人気がなかったのですが、ショートケーキや練乳をかけてたべるときには、女峰の酸味が合うのでは?という意見がすごく多かったです。みなさんも、試されてみては? |
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苺の歴史 わたしたちの祖先は、すでに石器時代には苺を食べていたようで、ヨーロッパの遺跡から種子がみつかっています。当時の苺は、私達が食べているものよりも、どちらかというと野苺に近かったようです。いつ頃から現在のようになったかと言うと、18世紀の中頃にオランダで北アメリカ原産のものと南アメリカ原産のものを掛け合わせたのが始まりだそうです。ちなみに、英名のストロベリーという名前の由来ですが、傷つきやすい苺を麦わら(straw=ストロー)で包んで栽培していたところから来ているという説と、苺ツルがいろんな方向に伸びることからstraw(stray)=あっちこっちへ動く、berry(果実)と呼ばれることになった説があるようです。 |
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日本の歴史 日本にも、野苺は古くからあったようで、枕草子にも登場するのですが、現在のものが1830年代頃にオランダから伝来したのだそうです。ただ当時は観賞用としての普及が多かったようです。本格的に食用の栽培が始まったのは1870年代頃からで、1960年代以降は栽培方法や品種改良がどんどん進み、店頭に並ぶ時期も随分と長くなってきました。 |
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苺ジャム ジャムと言えば「苺ジャム」と言う方は多いはず。わたしも子供の頃、苺のシーズンになると母が一年分の苺ジャムを大鍋で作っていたことを思い出します。日本で初めて作られたジャムは、苺ジャムだったそうです。北欧では果物が採れる時期に大量にジャムを作り、保存食として常に家庭にあったのだそうです。ちなみにJAS規格によれば、ジャムとは「ゼリー化するまで加熱したもの」で、最近よく耳にする“プリザーブ”タイプとは、「原料果実の大きさ又は原型を保っているもの」です。 |
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きれいになりましょ 苺はレモンと並んでビタミンCたっぷりの果物です。100gあたりの比較でいくと、苺のビタミンCが80mgなのに対し、レモンは90mg。単純に比較するとレモンの勝ちなのですが、レモン100g食べることは、かなり至難の業。ですが、苺100g=およそ5粒前後。うん、これなら毎日だって食べられそう。ビタミンCの効用には、身体の抵抗力を高めたり、鉄分の吸収を促進したりメラニン色素の増加を抑える、などがあります。しかも、100gあたりのエネルギーはなんと35kcal!まさに女性のための果物ね。苺がお店で買える時期には冷蔵庫に常備しておきたいですね。 |
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あまーい苺の選び方 苺は傷みが早いので、なるべく鮮度の良いものを選びましょう。冷蔵庫で保管し、2〜3日以内には食べるようにしてください。また、長期に保管する時には一粒ずつ丁寧にラップで包んだあと冷凍庫へ。但し、解凍後の苺を生食でいただくのは味が落ちてしまいますのでおすすめしません。試しに苺を冷凍したものを食べてみましたが、やっぱり凍らす前のものには到底かないませんでした。店頭で選ぶ時にはへたのところが濃い緑でしゃきっとしているもの、身の部分は真っ赤に色づいているものが良いとのこと。 |
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食べ過ぎておなか痛くしないでね 春は苺狩りのシーズン。苺の香りが充満するハウスの中で、思う存分苺を食べれられるし、なんだかちょっとしたピクニック気分で大人も子供も楽しめる。先日、わたしは一足早く苺狩りに行ってきました。そこは、すごく熱心に苺の栽培をされているところで、神奈川県にある嘉山農園は、ハウスの温度管理を徹底的に行い、肥料にもかなり気を使って熱心に苺作りをされているところでした。そこのオーナーの嘉山さんに伺ったところ、苺狩りの際に、苺の選び方は、形の大小よりもヘタの付け根の部分まで苺が真っ赤になっていること、また丸っこい形ではなくややゴツゴツした形のもののほうが、甘いことが多いのだそうです。大小にかかわらず真っ赤なものはすごく甘かったです。 |
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だけど歯磨きはしてね それからもうひとつ。苺にはキシリトールが含まれていることが発見されたのだそうです。キシリトールとは、シラカバやカシの木などから抽出される甘味料で、カロリーは砂糖に比べ25%少ないものです。キシリトールには、唾液の分泌を促進したり、虫歯の原因であるミュータンス菌の増殖を抑える効果などがあります。苺の他にはほうれん草やレタス、カリフラワーなどにも含まれているのだそうです。身体にいいものは多く摂りたいものですね。 |
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「独り言」 |
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わたしは、酸っぱい味には敏感に反応してしまうので、子供の頃は苺を食べるときには、砂糖や練乳をかけて食べていました。だけど、今回苺の食べ比べをして思ったことですが、苺の酸味があまりない品種が増えてきましたね。消費者が望むものを作ろうとして品種改良するわけですから、世の中は苺に甘さを求めているのでしょうね。同じ品種でも環境や作り手によっても、味や食感が違ってくるけれど、苺の食べ比べをして「マイフェイバリット」を探すのも楽しいですよ。
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(猪口 ゆみ)
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